令和5年度 学校研究について

1.研究主題

 主体的・対話的に自らの考えを深める生徒の育成

  ~すべての生徒の意欲を引き出す授業づくりをとおして~

 

2.目指す生徒像

 ① 自己の学びを調整しながら、学習を進めようとする生徒

  ・ 自分自身の学習状況に応じ、自己調整しながら学習を進めることができる。

  ・ 自分での気付きや感じたことを自分の言葉で表現することができる。

 ② 対話を通して学び合い、さらに考えを深めようとする生徒

  ・ 自分の考えを書いたり伝えたりすることができる。

  ・ 自分と友達の考えを比較し、共通点・相違点・関連性に気付くことができる。

  ・ 友達の考えを取り込んで、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。

  ・ 深めた学びを、課題解決に生かすことができる。


3.目指す生徒像にせまるための工夫

 工夫1 自己の学びを調整しながら、学習を進めるための工夫

  ① 目標―指導―評価の一体化を図った単元(教材)開発

  ・単元ベースのカリキュラムマネジメント

  ・教えるべき内容(習得)と、探究させる場面(活用)のバランスの吟味

 ② 生徒の学習状況や進度に応じた学び方や教材の工夫

  ・単元や本時のめあての明確化と共有(ICTの効果的な活用によるスムーズな導入)

  ・個の学びに応じた教材開発

 ③ 生徒の次の学びにつなげるための振り返りの場の設定

  ・振り返りの記述の視点の明確化

   ア、自らの気づきを明確にしている記述 

   イ、自らの伸びや課題を実感している記述

   ウ、ほかの経験や学習と結び付けた記述

   エ、友だちからの学びを意識した記述

 

 ④ 学習状況に応じた適切な指導

  ・目標に対する個々の学びの評価⇒教師自らの指導の改善につなげる

  ・指導に生かす評価と記録に残す評価の明示

 

 工夫2 対話を通して学び合い、さらに考えを深めるための工夫

 ① 対話する喜びを実感する手立て

  ・学習形態の工夫(ペアや小グループ、自由交流など)

  ・自己決定の場面の設定(考えの手がかりと着眼点は明確であったか)

   ※既習事項や生活経験など、教科特有の見方・考え方を働かせながら

  ・適切な場面での話し合い(一番、考えさせたいことは何か)

 ② 互いの考えに学び合い、さらに考えを深めるための手立て

  ・生徒の思考をゆさぶる言葉がけ

  ・生徒のつぶやきや発言をつなぐ教師の役割〈ファシリテーター〉